トリノ大学 ~Universita di Torino


今日は、私の大学生活について紹介したいと思います。
トリノには、国立大学が2つあります。
一つは、ポリテクニコという、理系専門の大学。私のシチリア人ルームメイトは、この大学に通っています。
もうひとつは、私の通っているトリノ大学。これは、総合大学で、医学部から人文学部まで、様々な12の学部があります。
私の応援しているサッカーチーム、ユベントスの選手のキエッリーニがつい先日卒業した大学でもあります。

私は2015年の9月から、トリノ大学院の外国語学部の観光国際コミュニケーションコースに入学しました。

大学でイタリア語を勉強していたとはいえ、3年半のブランクがあったので、最初はとても大変でした。
トリノについた初日、「おやすみ」という初歩中の初歩のイタリア語ですら間違える始末...
このときはほんとに不安でしたし、情けなかったです。

3日後に大学院の入学試験を受け、なんとか無事に合格!!
私はCILSのB2を持っていなかったので、試験を受けないといけませんでした。
試験は筆記、書き取り、会話だったと思います。

これで、晴れてトリノの大学院生だー!っと思ったのですが...
これが甘かった。

このあといろんな手続きや書類の関係で、正式な大学院生になったのは12月のクリスマス休暇の1週間前でした...
つまり、一応学生なので、授業は受けるけど、自分の学生証とか大学のオンラインマイページがない状態。
授業料も払っていませんでした。

入学試験から2週間後に大学の担当教授との面接があり、その1週間後に大学院のコースの説明会がありました。

そして10月からいよいよ授業が始まりました。
授業は基本的に半期で、前期は10月から12月のクリスマス前まで、後期は2月から4月末もしくは5月のあたままでです。
1年生の前期はあまりにも日本と大学の仕組みが違いすぎてあんまりよくわからず、とにかくいろんな授業に参加してました。

↓ 私の観光国際コミュニケーションコースはカリキュラムはこうなっています。↓

1年次
 必修科目 言語A 9単位
      言語B 9単位
      現代芸術の歴史 9単位
 選択科目 中世の歴史/歴史研究の教育法 9単位
      建築の歴史/博物館学 9単位
      地中海周辺国の地誌/地理 9単位
2年次
 必修科目 言語A 9単位
      イタリアの言語学 9単位
      文化遺産の人類学 9単位
 選択科目 近代歴史/現代歴史 9単位
      ワークショップ/インターンシップ 6単位

これに9単位分の自由選択科目と15単位分の卒業論文があります。
基本的に1つの科目で授業は週6時間あり、2時間の授業が週3回もしくは3時間の授業が週2回です。
ただ、私の言語Aで選択している日本語はわりとイレギュラーで授業は週2の2時間、そして授業は通年であります。
私は自由選択科目に都市の旅行日程のワークショップとサマースクールという、5月から10月の頭までの外部から人を招いて、それぞれのテーマについて講義(14時から20時まで!)という授業を取っていました。
テストのかわりにレポートなど、テストがなかったので...

イタリアの試験はほとんどが口答試験です。
※理系の大学は反対でほとんど筆記試験らしいです。
1月に初めて試験を受けた時、どのように勉強したらいいのかわからず、試験で大失敗してしまいました。
そのあと、先生のご厚意で、試験ではない日に再試験してもらえて、なんとか単位をとることができたのも今ではいい思い出です。

今でも授業についていくのは大変で、とくに先生が話すのが早すぎて全然ノートをとることができません。
そしてクラスメイトにノートを貸してもらうのですが、筆記体でも活字体でもないので、解読するのに一苦労です...

先生の研究室に通ってわからないとこを何度も聞いたり、授業の最後の2-3回が質問教室になって、行ったら生徒が私1人しかいなかったり。

すごく思い出に残っている科目は現代美術の歴史と地中海周辺国の地誌です。
美術は私が最も苦手な科目で、本当によくわからないし、日本の美術といえば、実技ですが、そうでなくて歴史だったので、本当に困りました。
今まで勉強したことがないことを勉強するのはもちろん、専門用語さらに先生の言う’特徴’も全くわからず、この試験のために7月から11月まで勉強しました。
去年の夏に日本に帰ったのですが、日本でも勉強してました。
さらにこの試験は500ページを超えるマニュアル本2冊と3冊の批評の本をべんきょうしないといけませんでした...
しかも、口答試験は1人1時間という、とても’ペザンテ’な試験でした。
ペザンテはイタリア語で重いという意味でよく使われますが、苛酷なという意味でも使います。

もうひとつ思い出に残っている、地誌は1年生の時に試験を受けたのですが、合格することができず、2年生でもう1度受けなおした授業だからです。
基本的に、1度受けたら、年が変わってもそのプログラムで試験を受けることができるので、新たに授業を受けなくても大丈夫なのですが、私は最初から受けなおしました。
先生がとくに親切で、授業の雰囲気もとてもいいのですが、授業内容が3大宗教のユダヤ教、キリスト教、イスラム教の歴史などで、これもあんまり全く知識がないので、難しかったです。
教材も3冊あって、それも私にとってなかなかの負担でしたが、教材の内容を授業で取り扱い、先生が試験の範囲を教えてくれたので、なんとかなりました。
言語の試験以外では、唯一の筆記試験で、それぞれの教科書から1つずつテーマを選んでそれについて書くという試験内容でした。

口答試験になれてしまうと、逆に筆記のほうが難しく感じるようになりました。
そして、この教科ではじめて満点をとることができました。
もちろん、ほかのイタリア人の学生と比べると私のテストの出来は全然だったにちがいないですが、私も寝る時間を削って勉強し、できる限りのことはやった結果だったので、本当にうれしかったです。

さて、私の大学院生活の最後の試験は9月にもちこし。
無事に今年中に単位を取り終えて卒業できるように、勉強します...

ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

Arisa

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