6月24日は、サン・ジョバンニの祭日です。
イタリアにはそれぞれの街に聖人がいて、その聖人の日はその町のみ祝日になります。
私の住んでいるトリノの街の聖人は、サン・ジョバンニで、そのため、6月24日は祝日なのです。
ちなみに、フィレンツェの聖人もサン・ジョバンニなので、フィレンツェもこの日は祝日です。
ただ、学校関係はすでに夏休み、大学は試験期間で授業はないので、あんまり祝日感がないです...
ちょっと損した気分になりますね
トリノでは、これといったお祭りはないのですが、この日は夜に花火が街の中心を通る川から打ち上げられます。
時間は30分間で、日本の花火大会と比べると小規模なものですが、イタリアには、'花火大会'がなく、こうした祝日やお祭りのときにちょろっと花火を打ち上げる程度なので、たくさんの人が花火を見に行きます。
去年はヴィットーリオ広場から見たので、今年は川を挟んだ反対側、グラン・マードレ教会の近くから見ました。
人は去年より少なかった気がしますが、おそらく、多くの人が広場側から見ているのでしょう。
友達は人が多すぎて、広場に入れず...
広場の手前の道がか見ていたそうです。
日本の花火大会と違うところは、
1) 音楽が流れること♪
知らない曲もあったのですが、例えば、G線上のアリアなどクラシックも流れていました。
日本で音楽(しかもクラシック)が流れる花火大会は聞いたことがないし、なんだか花火と合ってない気がするので、変な気分でした。
イタリアらしいといえば、イタリアらしいのかも。
日本でクラシック流れるところと言えば、歯医者さんくらいだったので...
2) 屋台がないこと
日本の花火大会と言えば、屋台もその醍醐味のうちのひとつですよね。
かき氷、やきそば、りんごあめ...
食べ物ばっかりですね...
花火もですが、屋台も重要な花火大会の一部です。
夏の風物詩です。
しかし、イタリアでは、屋台はありません。
なので、ほんとに花火を見るだけです。
3) 花火が始まる合図と終わりの合図があること
花火のプレゼンター(?)みたいな人がいるのですが、あんまり何を言っているのか聞こえません。
確実に花火の説明ではないと思います...
なので、この人が「今から始めますよー!」みたいなことを言っていないことは確実なのですが、
始まるときに音だけ1発、終わるときに3発。
これが、始まりと終わりの合図です。
おそらく、花火の時間が決まっているのですが、その時間通りのスケジュールで行われないので、合図があるのだと思います。
実際、花火が全部終わったのは、予定時間を過ぎてからでした。
すごくイタリアっぽいと思います。
イタリアカラーの花火 |
イタリアでは、花火大会がない割に、私は意外と花火を見る機会が多く、今まで4回見ました。
トリノでの2回を除くと、ローマのサン・ピエトロで1回、シチリアで1回。
トリノの花火が一番日本の花火に近いかな。
夏にシチリアに行ったら、お祭りがあって花火が見れるらしいので、楽しみです!!
浴衣を日本から持ってきてるので、浴衣で見に行きたいですが、暑すぎるので難しそうです。
夜10時半でも30度くらい気温がありました...
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
Arisa
コメント
コメントを投稿